あらかじめ室内実験で温度と体長と時間の関係式を求め、これを用いる手法もある(Zangほか, 2019)。飼育実験で各温度における孵化後の時間と体長の多項式回帰を行い、得られた式を用いて幼虫の体長から孵化後の時間を求め、これに産卵から孵化までの時間(Table.1)をたしてPMIminを割り出す。
例えば平均気温25度ではL(mm)の幼虫が見つかったら、産卵からの日数Tは下の式で求められる(Zhangほか、2019)
T=0.0035L^3-0.00984L^2+1.0155L-1.83
これに25度での卵期14.8時間と足すとPMIminが求められる。
この手法もIsomegalen図を用いる方法と同様、幼虫の体長が最大を過ぎたら使えない。それについては次のブログで。
文献についてはGoogle スプレッドシートにまとめてあります。